ますいい不動産ブログ

2025/12/11

ローコストのリフォームでここまで変わるか・・
と思った話

お客様のマンション売却に向け、成約履歴をポチポチ確認していました。 調べた感じではどのお部屋も3000万円前後の物件でした。 すると、突然目に飛び込んできた “4,500万円” の文字。 私「すごい。こんな強気で成約か・・」 もう一度見ても、やはり4,500万円。 周辺の平均より 1,400万円も高い。

これはなにかあるな・・と。 角部屋でもない。最上階でもない。どこかに“裏の顔”があるのではと確認したのですが、
・プレミアム住戸 → ちがう
・広さ → おおむね普通
・バルコニー巨大 → そんなことはない
では何が違うのかと言うと……

ちょっと綺麗にリフォームされていました。 「え、そこ?」というくらい普通のリフォームです。 デザイナーズ物件の様な “ドアを開けたらコンクリ打ちっぱなしで間接照明ドーン” みたいなものではありません。 あくまで、 “見た目をちゃんと整えました”リフォーム。売主さんの利益は+800万円くらいだと予想します 。 リフォーム内容を見ても “600万円前後のローコストリフォーム”。 ですが売却額はワンランク上。 おそらく物件自体、 「ちょっとお化粧してみたらモテ期が来た」 みたいな気持ちだったと思います。 やはり見た目は、大事。(物件も人間も) 内覧する人は、 玄関を開けて数秒で“好き/嫌い”を決めます。 つまり、 見た目の破壊力がすごい。 ・「あ、綺麗!」でテンションが上がる ・「すぐ住めそう」で安心する ・「管理されている感」で好感度アップ この3つが揃うと、 物件は相場より強気な価格でも成約できるということですね。 今回の事例は、 「本気の大リノベじゃなくても、見た目を整えるだけで売却力が上がる」 といういい例でした。 もちろん、すべての物件に当てはまるわけではありませんが、 “ちょっとした手入れで大きな差”はよくある話です。 売却を考えている方は、 「あの物件、ちょっとおめかししたら変わるかも?」 と妄想してみるのも面白いかもしれません。

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