2025/10/28 [更新:2025/12/02]
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⾼齢のオーナーと向き合って思うこと
駐⾞場の管理を任せて頂いているオーナーと久しぶりにゆっくりお話をした。
もう⼗年以上のおつきあいになる。
⼋⼗代後半のご婦⼈で、いつも笑顔で明るい⼈だ。
最近は⼀⼈暮らしの⽣活が続いており、体が思うように動かなくなってきたことで不安が⼤きくなり、夜も眠れないと打ち明けてくれた。
⽼朽化と暮らしの不安
建物のメンテナンスをしたい、階段に⼿すりをつけたい、
将来的には息⼦と同居するために⼆世帯住宅にしたい──。
そんな願いをいくつも話してくれた。
だが、どこに頼んでいいのか分からず、話がなかなか前に進まないという。
話すうちに、いつもの笑顔が少しずつ曇っていく。
その表情を⾒ていると、こちらも胸が締めつけられる思いだった。
不動産と建築の分断
私たちは不動産業から始まり、いまは設計・施⼯機能を備えた⼯務店として川⼝に30年以上存在している。
本来、不動産会社と建設会社は連携して、お客様の課題を⼀緒に解決していくべき存在だと思う。
しかし現実には業務が細分化され、誰に何を相談してよいのか分かりにくい。
特に⾼齢の⽅にとっては、その壁が⼤きい。
⼀貫して寄り添う存在でありたい
私たちが⽬指しているのは、暮らしの⼊⼝から出⼝まで⼀貫して相談できる存在になること。
建物の維持管理からリフォーム、建て替え、資産活⽤まで、
お客様の⽣活に負担をかけず、できる限りシンプルに⽀えたい。
まずは家の価値を可視化し、今ある資産をどう活かせるかを⼀緒に考える。また何より⼤切なのは、その場にご⼦息が⽴ち会うことだ。
そして、オーナーのこれからの暮らしを少しでも豊かにするための⽅法を模索していきたい。
北海道の施主とつくる「⽬⿊の貸家」
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